建災防統一安全標識 令和元年全面改訂版
建設業労働災害防止協会の建災防統一安全標識は
昭和58年に一般公募した図案をもとに、
交通安全、消防、JISなどの専門家の意見を取り入れながら、
基本デザインを作成し、「建設現場用安全標識に関する指針」
を定められ制定されました。
しかし昨今、国内の深刻な人手不足への対応として、
外国人材の受け入れを拡大するため、
「特定技能」という新たな在留資格の創設を柱とする
出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律
(平成 31 年 4 月施行)が平成 30 年 12 月に公布され、
国土交通省において建設分野の運用方針が示された。
これにより、建設業に従事する外国人労働者の増加を踏まえた、
建設工事現場における安全衛生水準の維持が喫緊の課題となった。
こうした状況を踏まえ、建災防では「建設業における外国人労働者の教育
及び安全衛生標識等就労環境のあり方に関する検討委員会」の下、
「建災防統一安全標識改訂ワーキンググループ」において検討を重ね、
昭和 58 年に制定した建災防統一安全標識を全面改訂した。
改定の要点は
(1)図記号はJIS等で規定されているデザインを踏まえ、建設業の特徴を加味した
ユニバーサルデザインにしたこと。
(2)色彩は、JISに準拠し、誰もが認識しやすい色を採用したこと。
(3)標識に用いる書体は、ユニバーサルデザイン書体を採用したこと。
(4)標識は縦横等の比率は規定するが、サイズは掲示する箇所に応じて
自由に設定できるようにしたこと。
硬質樹脂 ポリプロピレンとは
一般的に「プラスチック」と言われるなかの一つで
比較的耐熱・耐冷・耐薬品・耐アルカリ性、絶縁性が高く強い、硬質プラスチック
耐水性、耐久性、にも優れ、衝撃に強くコシがあり割れにくい材質です。
屋内外に使用する標示板に最適な材料です。